現在飲食店に勤務しているが仕事内容に不満があって転職したい、これから飲食店に就職して働きたいという方に向けて、様々な情報を網羅して紹介しています。
ホール、キッチン、店長、料理長、エリアマネージャー、商品開発、人事、経営企画など、飲食店の仕事の種類とそれぞれの仕事内容、飲食業に転職した人達へのインタビューだけでなく、現場の採用担当者が教える面接に受かるコツも特別にご紹介!
その他、将来飲食業界で独立を目指す人向けに、飲食店を開業する流れについても解説しています。是非参考にしてみてください!
飲食業の中でも年収が高いと言われる
オーイズミフーズに
監修依頼
当サイトは飲食店に勤務中の方や、これから飲食店での仕事を検討している方のためのサイトです。立ち上げにあたり色々な飲食店の年収を調査し、その結果、年収の高いオーイズミフーズに監修をお願いすることとしました。
人事部 部長補佐
松本 崇
今回取材したオーイズミフーズは「関わるすべての人をHAPPYにしたい」をモットーに、お客様や従業員にも心から満足してもらうための様々な独自の取り組みを行っています。福利厚生が充実している他、店舗スタッフ以外にエリアマネージャー、人事などの部署も豊富にあり、しっかりとキャリアアップもしていけます。
オーイズミフーズの収入と
飲食業20代の平均収入の違い
出典元:厚生労働省「平成28年民間給与実態統計調査」(PDF)
飲食業 20代の平均 |
オーイズミ フーズ |
|
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初任給 | 202,500円 | 263,000円 |
住宅手当 | 0円 | 20,000円 |
家族手当 | 0円 | 17,000円 |
月収 | 202,500円 | 300,000円 |
年収 | 2,430,000円 | 3,600,000円 |
飲食業の年収は低いと考えられがちだが高いところもある
厚生労働省の調査からも分かるように、20代の平均年収は他の業種よりも低い傾向になっています。
今回監修いただくオーイズミフーズの年収と比較してみると、初任給含め住宅手当や家族手当の有無によって大きな差があることがわかります。
企業によって収入が違う理由
飲食業の給料が安くなる理由は、家族手当・住宅手当・食事手当といった各種手当が無い会社や、ボーナスの出ない会社が多いからです。社会保険、雇用保険が無いという会社も。例えば、オーナーが調理をし、奥さんがホールをやる個人経営の店だと、給料が低く、ボーナス・社会保険・雇用保険も無いケースが多くみられます。
そのような条件を承知した上で、料理を覚えるという目的を重視して、我慢して働く人も少なくありません。しかし最近は、数は少ないものの福利厚生が整った個人経営の飲食店が、徐々に増えてきています。個人店に勤務する場合には、事前にしっかりと確認することが重要です。
福利厚生や各種手当を確認
福利厚生とは、給料以外で社員の生活面を補助する制度のこと。高度経済成長期に社員の定着率アップを目的につくられた、日本企業独自の制度です。
バブル崩壊後は、経費削減のために福利厚生を廃止する企業が増えましたが、最近は人手不足を解消するために福利厚生の充実が重視されています。
とはいえ飲食業では、まだまだ手当ゼロの企業もしばしば存在します。住宅手当や家族手当は、直接的な収入となって額面にプラスされるため、実質的な年収アップに!求人票を見る際は、福利厚生を良くチェックすることをおすすめします。
※オーイズミフーズの場合、初任給が高く設定されているだけでなく、各種手当も豊富。そのため同業他社より比較的、年収が高くなります。
ホールやキッチンの他に、店舗の責任者となる店長、複数の店舗を管理するエリアマネージャーなどの仕事、新しいメニューの企画など、飲食にかかわる幅広い仕事について、飲食業のメリットやどんな人に向いているのかも紹介しています。
詳しくはこちら休暇が取れない、給料が上がらないなどの悩みに対して、実際のところを調査してみました。面接時に気を付けるべき点も紹介!オーイズミフーズの人事担当者からのリアルなコメントも合わせて確認してみましょう。
詳しくはこちら飲食店って実際何するの?
気になる仕事内容を調査
飲食店には、ホール、キッチン、店長、料理長、エリアマネージャー、商品開発、人事経営企画といった幅広い仕事があります。
オーイズミフーズでは評価制度を導入していて、全社員に対して昇進のチャンスが与えられます。事業拡大により、本社部門の必要人数も増えてきており、店長より上のキャリアであるエリアマネージャー、エリア担当料理長も目指せます。
ホール
ホールスタッフは、お客様の注文を聞き、でき上がった料理を配膳することがメインの仕事。その他にも、店内清掃、食器洗い、レジ業務、食材や備品のチェックや発注をすることもあります。
キッチン
キッチンスタッフは、調理の下準備、調理、盛り付け、材料の仕入れなどを行います。店舗によっては、全ての作業を一人で行うことも、複数人のスタッフで分業することもあります。
店長
店舗運営、金銭管理、食材発注、食材の在庫管理、スタッフ管理など、店を取り仕切ることが店長の仕事です。
料理長
厨房内でキッチンスタッフを指導・指揮することが主な仕事ですが、率先して料理をする料理長も多くいます。新しいメニューやコース料理の考案も、料理長の大切な仕事です。
エリアマネージャー
チェーン展開している飲食店において、エリアマネージャーは担当エリア内の飲食店を全て管理します。各店舗の店長と連携・協力し、売上を伸ばすことが主な仕事。店舗と本社との橋渡しとなり、競合店へのリサーチや、販促キャンペーンを計画します。
商品開発
本部にある開発室で、お客様に喜んでいただけるように、既存メニューの改良、新しい料理メニューの開発を行い、売上アップにつなげます。HPやメニューに載せる料理写真の撮影を担うことも。
人事
一般企業と同じように採用、研修や教育、企画、労務、人材評価、人材の育成に関する仕事を行います。最近は求人サイトやハローワークだけでなく、SNSや自社開催の採用イベントといった求人方法もあり、その企画や運営も行います。
経営企画
会社の経営計画、経営管理、経営会議運営、社内ルールの策定・実施、企画の立案・実行など、会社経営における舵とりの仕事を行います。
飲食の仕事は
どんな人に向いている?
飲食店の仕事は誰にでもできると思われがちですが、そんなことはありません。 どんな仕事にも向き不向きがありますが、飲食店での仕事に向いている人とはどんな人でしょうか?
人との会話が好きな人
飲食店で最も大事なのはコミュニケーション。お客様との会話だけでなく、スタッフとのコミュニケーションも重要です。キッチンスタッフは調理の際に互いの協力が必要ですし、ホールスタッフがコミュニケーション不足では店舗の雰囲気を悪化させてしまいます。人と話すことが好きで、誰とでも良好な関係を保てる人が向いています。
気配りのできる人
飲食の仕事には、マニュアルがあっても、マニュアル外の出来事がしばしば起こります。お客様に合わせて臨機応変に対応しなければなりません。細かな配慮が行き届いた、自分がされて嬉しいサービスを提供できる人が向いています。
笑顔が好きな人
飲食店の仕事は裏方仕事から接客まであり、体力的に厳しい瞬間も出てくる仕事です。仕事中に疲れが顔に出てしまうこともあるかもしれませんが、そういう人は飲食店には向きません。自分の疲れをお客様の前で見せずに笑顔でいられる人でないと、接客業を続けるのは難しいでしょう。
体力がある人
飲食は立ち仕事で、何度も厨房とホールを行き来し、動き回る仕事です。店舗によっては階段を往復するケースもあるでしょう。ホールスタッフでも、厨房で食器や重い食材を運ぶこともあるので、体力は必須といえます。
料理が好きな人
食材や料理に興味があり、食べることが好きな人にとって、飲食業はとても楽しい職場です。新しい料理を一番に試すことができ、レシピを習い、キレイな盛り付けテクニックを身につけ、勉強になることがたくさんあります。
自分の店を持ちたい人
将来独立して自分の店を持ちたいと思っている人は、料理だけでなく経理やスタッフ管理など、経営面についても勉強できるので、飲食店勤務でノウハウを学ぶとよいでしょう。
飲食店で働くメリット
飲食店で働きたいと思っていても、飲食業が未経験の方は、どんなメリットがある仕事なのか想像がつかない人もいるのではないでしょうか?
飲食店で働くと、料理の技術以外にも接客スキルや将来独立するための経営について学べるといった、様々なメリットがあります。
技術を身につけられる
飲食店でキッチンスタッフとして働くと、プロの調理技術を身につけることができます。仕事をしながら調理の技術を磨けば、他の飲食店への転職や、独立して自分の店を持つなど、将来のチャンスが広がります。
接客のスキルが身につく
飲食店で働けば、基本的な接客ノウハウを習得できます。特にホールスタッフの場合は常にお客様と接することが仕事なので、臨機応変な接客スキルが身につくでしょう。
経営についてのノウハウを
身につけられる
ホテルや料亭の厨房に調理スタッフとして働くような場合にはチャンスが少ないですが、普通のチェーン店や個人店に勤務している場合は、経営ノウハウを直に体感できるでしょう。
材料の仕入れ原価と売値の関係、パートやアルバイトのシフト管理だけでなく、貸借対照表や損益計算書などについても学べるチャンスがあります。
人から感謝される
飲食店で働く場合、お客様から感謝されることが最大のモチベーションに。料理が美味しかった、メニューの説明を丁寧にしてもらえた、気持ちの良い接客だったなど、飲食の仕事は他の仕事よりも直接感謝されることが多いです。
人と関わるのが好きで飲食の仕事をしているのであれば、お客様からの感謝はとても嬉しいことで、仕事へのやる気も湧いてくるのではないでしょうか。
学歴が関係ない
一般企業には、大卒が就職条件であること、学歴によってキャリアパスが異なるといった事例が、まだ見受けられます。飲食の場合は中卒でも入社でき、学歴によって昇進に差をつける企業は少ないでしょう。学歴や資格がなくても、頑張って幹部まで昇進する人もいます。
また、調理の腕を磨きカリスマシェフとなってマスコミに取り上げられ、ブランド力を持って他業種に進出する人も。
飲食店毎に全然違う?
転職を考える理由と実情を調査!
「いま勤めている飲食店を辞めたい…」と考える人の理由は様々ですが、ここでは飲食業からの転職理由として代表的なものをピックアップしました。
あるあると共感するものもあれば、そうでない内容もあるでしょう。それは企業によって、年収や拘束時間など待遇が異なるから。飲食業すべての店舗に共通する不満ではないことを念頭において、チェックしてみてください。
飲食業の離職率は高い?
飲食業は、他業種よりも若いうちから転職する人が多くいます。勤めて1~3年以内に転職する割合は、全業界15%に対し、飲食業は30%です。
ですが、中には「離職率の低い飲食業」も存在します。その特徴も紹介しているので合わせて確認しましょう。
飲食業での人間関係は難しい?
飲食業に関わらず、退職理由の25%が人間関係と言われています。飲食の場合は、スタッフとのチームワークが欠かせないため、他業種よりも多くなるでしょう。
「上司」「部下」「お客さん」と良好な関係を築くためのコツも紹介しています。
飲食業の年収は上がりづらい?
大手上場企業と比べれば、飲食業の初年度年収は低めですが、キャリアアップすることで年収は上がっていきます。
年収アップする企業を選ぶ際に、チェックするべきポイントも紹介しています。
【飲食店で出世できる人とできない人の違い】
飲食店に勤務して2~3年で辞めてしまうとキャリアアップは極めて難しいですが、辞めずに働き続けることでエリアマネージャー、本部の管理職、商品開発などにも出世するチャンスができます。
飲食店は拘束時間が長い?
基本的にお店が営業している時間帯が勤務時間になるため、拘束時間は長くなりがち。人手不足の店舗では特に、休憩が取れず、拘束時間が長くなってしまうでしょう。
拘束時間が長く無く、休みも取れて稼げる職場の特徴も紹介しています。
家族との時間が作れない?
土日に休みが取りにくく、営業時間が深夜まで及ぶ店舗では、家族との時間をゆっくり作ることが難しいといった転職の理由もあり得ます。
一方で、休暇制度が充実している飲食店もあります。制度の仕組みを確認しましょう。
これらの悩みが出ないように、オーイズミフーズでは様々な取り組みを行っています。
職場での人間関係では意見の言いやすい環境作りをし、ストレス少なく働くことができます。
福利厚生や手当以外にも業績に応じたインセンティブ支給をしているため、年収は各年代の平均値よりも高めで推移しています。
特集!経験者に聞く!
同じ業界の別会社に転職することのメリットとは?
飲食店から別の飲食店へ、同業者に転職する際の3大メリットと、転職時に注意したいことをまとめています。
また、実際に現役スタッフへインタビューしたリアルな声をお届けします。
人事担当者からのコメントも紹介していますので、飲食業に転職するか悩んでいる人には是非読んでみてくださいね。
現役採用人事に聞く、面接で受かるコツ
~採用担当はココを見ている~
飲食業で採用面接を受ける前に知っておくべきことや、面接に受かるコツについて、現役の人事担当者にレクチャーしていただきました。
飲食店への面接でも、やっぱりスーツ?
普段はスーツで仕事をすることがほとんどない飲食店では、他企業と比べて面接時もスーツの着用必須ではありません。しかしやっぱりスーツでネクタイを締めていれば好印象!あまりカジュアル過ぎる服装は避けましょう。
飲食店で働きたい場合の志望動機
志望動機として最も役立つのは、やはり志望する飲食店でのアルバイト経験です。次に、他の系列の飲食店であっても、アルバイト経験で培った知識・技術を活かしていきたいという動機であれば、印象もかなりよいでしょう。
志望動機を伝える場合、結論から先に説明すると相手に伝わりやすくなります。キャリアプラン、やりたい職種、自分のスキル、その店を選んだ理由などを明確に伝えると印象がアップします。
飲食業で好まれる内容は飲食店でアルバイトしていた具体的な経験や、それを飲食店でどのように活かしたいかを伝えると希望の店舗に就職できる可能性はぐんと高くなります。
採用され易い履歴書の書き方
飲食店でのアルバイト経験は有利に働く傾向にあるので、その場合は「特技・趣味」として最大限にアピールすること。
字がキレイな人であれば、手書きでオススメメニューなどを書いている飲食店では、より重宝されるかもしれませんね。自己PRでは「新しいメニューを考案して客層を広げたい」「メニューのレイアウトをより見やすく変えてリピーターを増やしたい」など、さらりと改善策まで提案できれば、面接官からの好感度はかなり上がります。
パソコン、手書きどちらでもOK。字がキレイならきちんとした印象を与えられますし、パソコンならPCスキルがあることをアピールできます。経歴の日付を間違えず、修正ペンを使わず、学校名・住所・社名は略さないように気を付けましょう。
職務経歴書のポイント
一般企業では職務経歴書にアルバイト経験を書くことは稀です。しかし飲食業では、スキルの直接的なアピールになり、社会に出て働いた経験がプラス評価となるので、アルバイト経験も遠慮せずに是非書きましょう。
飲食業界で将来独立
するために必要なこと
将来、独立して飲食店を持つためには色々な知識やスキルが求められますが、 店舗経営で最も重要なことはお金の管理です。店長になると日々の売り上げ管理などを任されるので、売り上げや経費等の数字に強くなる必要があります。
独立前は、勤務中の店舗に対し、より良い店舗を作るための改善提案を積極的に行ってみてください。その際、提案を文書で行うのがおすすめ。上司に内容が伝わりやすいだけでなく、独立時の事業計画書の作成に役立ちます。
修行先の飲食店選びも重要なポイントです。料理人として腕を磨けるか?店舗経営スキルが身につくか?イタリアン、フレンチなど、自分の持ちたい店のイメージに近いか?といった点をクリアする店を選ぶようにしましょう。
飲食店を開業するまでの
流れとポイント
飲食店経営の魅力とメリット、飲食店を開業するまでの流れとポイントを解説!会社本部に籍を置きながら、新規店舗開発で経験を積むケースについても紹介します。